JPBM第33回全国大会・全国統一研修会が成功裡に終了!新・事業承継、経営支援および事業支援の取組みを提案!
地域中小企業支援に向けて変わりゆく専門家機能を捉えて、「事業承継委員会」を設置し、事業承継税制の特例制度や経営支援の展開、そして新会社を設立し具体的に動き出す事業支援といった新たな取り組みがアクティブに紹介されました。
また、「地域医業経営支援」に向けた医療法人制度改正への多角的な実務対応、更に現場で使える特例事業承継へのツール活用の提案等盛沢山な研修が組まれました。
JPBMが提示する新たな専門家機能の在り方をご披露し、お陰様で大好評を頂戴しました。関係各位に感謝申し上げます。以下研修内容等の概略をご報告します。
大会テーマ
『新・事業承継、新・経営』と専門家機能
~時代の変わり目にある中小企業経営と 専門家の新しい役割の羅針盤に!~
地域経済を支える中小企業の経営環境はドラスティックな転換期に入っております。特に事業承継問題は、今後経営や事 業全体をどう構想するかが重要になります。支援サイドは、単なる知識や対策から中小企業の新たな「経営」のあり方にま で深く係れるか、その知恵と実現力が求められます。JPBMは会員専門家とともに中小企業経営に役立つスキームを構築し、 さまざまな「連携」をかたちにした提案を本大会にてご提示します。JPBMの本全国大会にご期待ください!
(本大会は終了いたしました。)
一般社団法人 日本中小企業経営支援専門家協会
<企画>
7月19日(木) 会場 : 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
◆全国提案力コンテスト審査会(9:30~11:50)
(中小企業向け)
◆第14回定時社員総会(12:15~13:00)
◆第33回全国統一研修会PARTⅠ(13:30~17:30)
◆懇親会&交流会(17:40~19:30)
7月20日(金) 会場 : 中央大学駿河台記念館285号室
◆第33回全国統一研修会PARTⅡ(9:40~12:20)
◆第33回全国統一研修会PARTⅢ(13:20~14:50)
◇第33回全国統一研修会プログラム◇
7月19日(木)
PARTⅠ第1部(13:30~15:20)
特例事業承継を踏まえて、事業承継・経営支援に向けた専門家機能の検討、およびJPBMの取り組み、参画を呼びかけ!
JPBM全国統一研修会PartⅠ第1部は「新時代の『事業承継/経営支援』とは」と題して、パネルディスカッションを開催しました。特例事業承継制度の実務的取扱いに対して、税務、法務、経営の論点、課題、留意点を検討。制度の裏側にまで目配せしながら専門家のあるべきスタンスに踏み込みました。専門家が取り組む姿勢として「特例制度」ありきではなく、経営上の適切な対策・対応としての事業承継支援が確認されました。
また、JPBMが進める事業承継支援の事業として「事業承継委員会」「民事信託検討会」「M&A実務支援」等が紹介され、組織的なバックアップを持った支援展開と事業参画が呼びかけられました。JPBMのDNAともいえる事業承継支援における厚みのある活動に対して、場内参加者の拍手をもって大きな賛同を得ながら、終了しました。
<コーディネーター>JPBM会員 税理士 小林一仁
JPBMの事業承継相続の取り組みに沿って検討内容をリード
■履歴:小林一仁税理士事務所開業、株式会社 小林ビジネスセンター設立、智創税理士法人群馬事務所開設、代表社員
<パネラー>JPBM会員 公認会計士・税理士 渡邊 芳樹
経営支援、M&Aを含めた先進会計事務所サイドから
■履歴:中央監査法人入所、公認会計士渡邊芳樹事務所開設、(株)キャピタル・ストラテジー・コンサルティング設立。日本公認会計士協会常務理事
<パネラー>JPBM会員 弁護士権藤 健一
相続法制や信託、債権債務等の法務実務サイドから
■履歴:権藤健一法律事務所開設、権藤・黒田法律事務所開設、法人化、弁護士法人権藤・黒田・岸野法律事務所設立、東京オフィス開設
<パネラー>JPBM会員 税理士村田 顕吉朗
特例税制の実務論点・課題とJPBM事業承継委員会サイドから
■履歴:会計事務所勤務後独立開業、村田顕吉朗税理士事務所所長、相続事業承継に強みを持つ
PARTⅠ第2部(15:30~16:50)
*専門家が顧問先に提案できる「ビジネスモデル」支援の現場から
連携して日本中の地域を面白くしよう! 地域に価値(基盤)を共有するビジネスモデルの提案!
会員がJPBMスキームを活用して、地域事業者の本業の付加価値向上を推進する取組みが進んでいます。今回、モデルケースから、会員が専門家実務の提供の延長線上で、どう活用し、事業者の成長に寄与していくのかを研修します。全国統一研修会PartⅠ第2部では、「専門家が顧問先に提案できる「ビジネスモデル」支援の現場から」と題して、電気通信大学の佐藤証教授、㈱見果てぬ夢の下山二郎代表取締役社長、㈱マッシュアップ上野秀一COO等による パネルディスカッションを行いました。地域に根差した商いを続けてこられた事業者にとって、地域や自社の特性を付加価値に変えていくきっかけになり、大手チェーン店や大規模商業施設と差別化できる サービスとして実例紹介と参画が呼びかけられました。実例としては、
*洋菓子店、医療法人、社会福祉法人等へ導入され、新たな賑わいや交流を生み出すスカイプラントプロジェクト
*IOT等の先端技術によって地域交流や地域医療の高度化を進める自治体連携プロジェクト
*和素材×ITによる革新的アイスと小規模工場の全国47都道府県導入プロジェクト等が紹介され、
コーディネーターの吉木祐三 (JPBM専務理事)より、産学官金+専(JPBM会員)による地域導入・提案が既にスタートしていることが報告されました。同時に、この取組みを主導するJPBMグループの新法人として、株式会社Dream Seed.connect((株)DSC)を、国立大学法人電気通信大学とともに設立されることが報告されました。JPBM会員および事業者の参画方法として、㈱DSCのフォーラムを10月下旬に開催することと、 ㈱JPBMによる事務所内販売によるB2B活動プランが説明されました。㈱DSCを中心とした事業者の付加価値向上インフラの事業推進が、 JPBM会員専門家が地域の要となって推進されています。
特別研修(16:55~17:30)
中小企業施策の最新かつ重要度の高い情報を中小企業庁担当官より解説!
「これからの事業再編等の重要施策と認定支援機関の役割」と題し、経済産業省中小企業庁事業環境部企画課長・田上博道氏より詳細な資料を基に説明いただきました。
懇親パーティー(7月19日17:40~19:15)
会員事務所の方々をはじめとした多くのお客様にご参加いただき懇親会が盛大に執り行われ、それぞれの親交を深めました。ご来賓の経済産業省中小企業庁長官 安藤久佳氏(経済産業省中小企業庁事業環境部長 木村聡氏代読)、日本税理士会連合会会長 神津信一氏によるご祝辞、東京中小企業投資育成株式会社代表取締役社長 望月晴文氏、株式会社日本政策金融公庫代表取締役専務取締役 黒田篤郎氏をはじめとしたご来賓の方々による鏡開き、公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会会長 永山正人氏による乾杯のご発声をいただきました。
7月20日(金)
PARTⅡ(9:40~12:20)
第7次医療法改正における医療法人制度改正にスポットを当て、その実務対応をシンポジウムにて多角的に検証!
地域医療連携が大きな転換期を迎える中、医療法改正からおよそ1年になる医療法人制度の見直し。なかなか現場での対応が見えずらい状況において、JPBM医業経営部では専門家サイドおよび医療機関の生の声を交えたシンポジウムを開催しました。座長の松田紘一郎氏、シンポジストに特定社会保険労務士の原子修司氏、弁護士の折田健市郎氏、公認会計士の三橋留里子氏、社会医療法人社団光仁会事務局次長の牧野雅哉氏が登壇。シンポジストがそれぞれの角度から、制度の抱える課題や実務上の取り扱い、そして地域医療貢献に向けた制度の可能性等を議論しました。 また、会場からも制度の論点となる人事労務や監事の立場と専門家のかかわり方などの問題点について、意見が交わされました。JPBM医業経営部会では、今後当該制度の実務課題の研究、また医療法人の持ち分なし非課税移行、地域医療連携関連の実務支援等をテーマに、会員の英知を集め地域医療支援に向けた組織化を進めます。
■座長 医業経営部 公認会計士・税理士 松田紘一郎
■シンポジスト 医業経営部 弁護士 折田健市郎
医業経営部 社会保険労務士 原子修司
医業経営部 公認会計士 三橋留里子
社会医療法人 事務局次長 牧野雅哉
PARTⅢ(13:20~14:50)
JPBM事業承継委員会が進める顧客アプローチツールの概要およびその他支援団体や連携企業とのシナジー業務と参画を提案!
前日の統一研修会PartⅠ第1部の「事業承継・経営支援」の取り組み紹介を受けて、現場で活用できるノウハウ・ツールおよび具体的事業の参画の提案がなされました。JPBM会員税理士の西野光則氏より、現在進めている特例事業承継支援の顧客アプローチシステムの概要をスクリーンを使って解説。また、中小機構との共催事業である中小企業会計普及セミナーの、大手生保や経営者団体との連携したネットワークによる実務支援が紹介されました。さらに現在JPBM会員専門家同士が進める中小企業のM&A実務支援が合わせてガイダンスされ、組織力と専門家連携のメリットを活かした取り組みとして参画会員の広がりが期待されます。
☆第22回全国提案力コンテスト(中小企業向け)
会期:平成30年7日18日(水)~7月19日(木)
会場:【制作】中央大学駿河台記念館430号室
【審査会】御茶ノ水ソラシティホール
求められる専門家力を全国の事務所と競い合う!まずはチャレンジしてみてください!
*「新たな事業承継・経営支援の要請に応える!全国提案力コンテスト」
第22回となる今年の「全国提案力コンテスト」。これまで事業承継・相続対策、組織再編、再生・改善計画等、中小企業を取り巻く多様な経営課題への提案力を競い合ってきました。
今回の審査員は、志田康雄氏(JPBM副理事長、ブレークモア法律事務所 *審査委員長)、権藤健一氏(JPBM理事、権藤・黒田・牧野法律事務所)、高橋俊匡氏(JPBM会員、税理士法人渡邊芳樹事務所)の3名。
問題の概要は、オーナー社長の息子長男、次男がそれぞれ部門の役員をしており、オーナーの保有株を二人に分け与えたい。また、オーナー所有のマンションは長女に与えたいが、すべて特例税制を使って納税負担なしにすませたいがどうしたらよいか、といった内容(+民事信託関連の問題)でした。
全国提案力コンテストの初日は、7月18日(水)。この日に問題文&設問が配布され、10:00~20:00の時間内で提案書を作成していきました。
翌日、19日(木)が審査会です。作成した提案書をベースに10数分間のプレゼンを行い、その後、審査員からの鋭い質問に回答していきます。限られた時間の中で、どれだけクライアントのそばに立って考えてきたのかを様々な視点からチェックされていきます。今回、熱戦の末、入賞チームは僅差で次の3チームに決定し、同日の定時社員総会後に入賞チームの発表および表彰式が行われました。
- 金賞:中央会計税理士法人
- 銀賞:コンパッソ税理士法人
- 銅賞:ミッドランド税理士法人B
平成30年7月18日(水:中大駿河台記念館)『提案書作成作業』10:00~20:00(中大駿河台)
*オリエンテーション、事案配布、作成作業 ※Microsoft PowerPoint A4使用
*~20:00 提案書提出締切
平成30年7月19日(木:ソラシティホール)『審査会(プレゼンテーション大会)』9:30~11:50(御茶ノ水ソラシティホール)
各チームプレゼン(各15分程・質疑含む)
『審査会(審査員にて実施)』12:00~12:30
*入賞チーム発表・表彰式 (12:45~定時社員総会終了後)
【参加チーム:募集要項】
定員:10組(申込先着順) ※2~3人1組のペアです
◆申込締切:7月9日(月)
◆参加費:10,800円(2人チーム) 16,200円(3人チーム)
◆集合時間:7月19日(木)9:30(受付)~
◆お申込み:別紙参加申込書に記載しFAX願います。後日参加要項をお送りします。
※プレゼンテーションのみ受講したい方:参加費3,240円(1人/Jシェア講習会参加含む)
★審査会は各事務所代表者1名無料参加いただけます!
協賛金拠出企業・会員一覧
※敬称略・順不同
【企業】
一般財団法人日本立地センター 鈴木孝男
(福) 鹿児島黒潮会 山岸祐子
FUTURE AXELL ㈱ 山岸 由佳
株式会社 サンセイランディック 松崎隆司
【会員】
弁護士法人照国総合事務所 池田 洹
中央会計税理士法人 山岸 貴
税理士法人 木村経営ブレーン 木村 岳二
株式会社 青木会計 菅原 治
株式会社グロスネット 松田 紘一郎
戸井会計事務所 戸井三雄
<会場ご紹介>
御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 聖橋口から徒歩1分
東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水」駅 B2出口〔直通〕
東京メトロ 丸ノ内線「御茶ノ水」駅 出口1から徒歩4分
都営地下鉄 新宿線「小川町」駅 B3出口から徒歩6分
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4—6御茶ノ水ソラシティ2F
TEL:03-6206-4855
中央大学駿河台記念館
•JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」徒歩約3分
•東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水駅」(B1出口)徒歩約3分
•東京メトロ 丸の内線「御茶ノ水駅」徒歩約6分
•都営地下鉄 新宿線「小川町駅」(B5出口)徒歩約9分
※ご来校は、公共交通機関をご利用ください。駐車場の利用はできません。
〒101-8324東京都千代田区神田駿河台3-11-5
TEL: 03-3292-3111
http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/