第32回JPBM全国大会

    大会テーマ

専門家機能の拡大と深化

~専門家に求められている付加価値ある経営支援とは? 顧客ニーズに対応できる連携のあり方を提示します。~

地域経済社会の構造変化や事業モデルの変革期に対応するために、会員(専門家)、経営者、支援機関の3者の智慧をクロスさせることが必要不可欠な時代となってきました。
今年の全国統一研修会PARTⅠでは、激変する経営環境に合わせた成果ある連携を実現するため、3者の新たな機能と求められる役割を徹底して検討し浮き彫りにします。
また、PARTⅡでは地域医療分野における新たな制度に関してシンポジウムによる徹底討論を行います。ご期待ください。
(本大会は終了いたしました。)

一般社団法人 日本中小企業経営支援専門家協会

  • 名 称: 第32回JPBM全国大会
  • 主 催: 一般社団法人 日本中小企業経営支援専門家協会
  • 会 期: 2017年7月14日(金)・15日(土)
  • 会 場: 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(14日)、中央大学駿河台記念館(15日)
  • 企 画: 第32回全国統一研修会PARTⅠ・PARTⅡ、第21回全国提案力コンテスト、懇親会、第13回定時社員総会、第64回理事会
  • 参加費: 会員 5,400円(2日間通し) / 一般 10,800円(PARTⅠ)、9,720円(PARTⅡ)、5,400円(懇親会)
    *連携する機関・企業の紹介でご参加される方は、招待特別価格 8,640円(1研修)で研修にご参加いただけます。(懇親会は一般と同額)
    *今年は、Jシェア(JPBM情報シェア・クラウドサービス)を用いてストリーミング配信を実施しました。(会場参加、Jシェア参加ともに同額設定)
  • 申 込: (本大会は終了いたしました。)

全国統一研修会PARTⅠ

【第1部】求められる経営支援の最前線と専門家機能の今後の展望

AI、クラウド、Fintech等の潮流は、中小企業に事業モデルの変革を激しく迫っています。同時に、経営者と伴走する専門家も実務の変容と立ち位置の変化について、”中小企業の経営支援”という視点から整理するタイミングを迎えています。

そこで第1部では、専門家(事務所)に大きな影響を及ぼす、中小企業の「IT」「事業承継」「海外展開」をテーマにパネルディスカッションを行いました。パネラーの株式会社マネーフォワード代表取締役社長CEO 辻庸介氏ならびに第一線で活躍するJPBM会員専門家より、現状と今後を報告いただき次の一手となりうる展望を研修しました。

例えば、「IT」をAI、クラウド、Fintechなどのワードで読み解いていった時、中小企業の可能性や専門家の役割はどこにあるのか。「事業承継」で話題となるM&Aでは既存の仲介会社が対処しづらい中小企業層を、適切なタイミングとスキームで対処するには何が必要か。先へ進む欧米企業と勢い増すアジア企業の間で、日本の中小企業はどんなM&A戦略で臨むべきか。「海外展開」が当たりの時代、“国際税務”や“移転価格”にどう対処するべきか。

専門家に求められる「経営支援」の“あるべき機能”と“新たな実務力”とは何か、現場の生の声を交差させながら、これからの専門家機能と9士業からなるJPBMの強みである連携力の重要性を浮き彫りにしていきました。

  • (株)マネーフォワード 代表取締役社長CEO   辻庸介
  • JPBM会員 ㈱イワサキ経営代表取締役社長   吉川正明
  • JPBM会員 税理士              高木慎一
  • JPBM会員 弁護士              金子博人
  • コーディネーター:JPBM会員 税理士     小林一仁

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【第2部】JPBMのネットワーク連携による本業(事業)支援への取組報告と提案

第2部は、会員専門家の実務対応について検討し、地域の中小企業者や小規模事業の元気を育てるJPBMならではの提案要素を織り交ぜた内容となりました。一昨年より企画・開発を進めてきた「地域間連携支援事業」について、地域の事業者が生き残っていくための、これからの時代の「楽しい・面白い・新しいビジネスモデル」をご提示する、本業に直接役立つ情報を発信しました。

報告した事業の1つに、「Sky Plant Project」の実装化プロジェクトがあります。これは、関東圏を中心に会員事務所と電気通信大および電通大TLO、ITベンチャー、中小製造業等と共に進めているものです。実績例として、地域とともにある大、小医療機関、高付加価値化を目指す老舗菓子製造小売りや、新しい価値を提案する不動産関係をはじめ、海外事業者や空港ロビー活性化プロジェクトへの参加等を紹介。会員関与先の事業者に喜ばれる、多くの提案可能性を秘めたプロジェクトとして報告と今後のご参加へ向けたご提案を行いました。

その他、個々の事業者に対する専門家「経営支援」、金融機関等の提携機関と進める販路マッチング等の推進による「事業支援」の取組みを会場にお越しの会員を交えディスカッションしていきました。

  • 国立大学法人電気通信大学情報理工学研究科教授  佐藤証
  • 農業生産法人(株)イマジン・ジャパン 取締役  三浦菊雄
  • JPBM会員 コンパッソ税理士法人 部長    依知川 功一
  • (株)アイ・エム・エー 代表取締役 一級建築士  池田 弘
  • コーディネーター:JPBM専務理事       吉木祐三

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全国統一研修会PARTⅡ

スタートした地域医療連携推進法人制度の実務対応と支援体制

「2025年問題」といわれる超高齢化社会の到来を控え、社会保障や医療制度に関する国家的枠組みの再構築が急務となっています。その一解決手段として、「地域医療連携推進法人制度」は、地域包括ケアの基本的担い手として大いに期待されます。JPBM医業経営部会では、足掛け3年に亘る検討や意見交換を踏まえ、書籍を発行(2冊目を9月発行予定)。本シンポジウムでは、新制度について実例等の最新情報や、メリットと課題、専門家等の関わり方など、多角的視点で検討しました。

※JPBM医業経営部会は、地域医業経営への更なる貢献に向けて、業務ノウハウの開発と蓄積を進めます。今後のコンサルティングの重要テーマである、○諸規程・書類等の整備○「内部監査室」の仕組みと人材育成○認定医療法人(持ち分なし非課税移行)支援○医療法人制度改革におけるガバナンス支援、等において、ワーキングチームを組成して、ノウハウの蓄積を予定しています。ご興味のある方はお問合せください。

【基調講演】

厚生労働省医政局医療経営支援課 医業経営専門官 祝 昌弘氏より、制度活用状況と今後の展望等をお話し頂きました。

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【シンポジウム】

医政局祝氏への質疑応答を交えながら、弁護士法人より法務の切り口で、監査法人より監査の視点、また建設会社や医業経営コンサルタントよりコンサルティングの視点にて各分野のシンポジストにより、新制度の可能性と課題を浮き彫りにしていきました。

  • 厚生労働省医政局医療経営支援課医業気鋭専門官   祝 昌弘
  • JPBM会員 社会保険労務士           原子修司
  • JPBM会員 弁護士               東 健一郎
  • 鹿島建設(株)営業本部 医療福祉推進部部長    伊藤 正
  • JPBM会員 公認会計士             斉藤 孝
  • 《座長》JPBM会員 医業経営部会長 公認会計士・税理士 松田紘一郎

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全国提案力コンテスト

全国各地の有力会計事務所が出場する全国提案力コンテスト(中小企業向け)も今年で21回目。これまで事業承継・相続対策、組織再編、再生・改善計画等、中小企業を取り巻く多様な経営課題への提案力を競い合ってきました。

今回の審査員は、志田康雄氏(JPBM副理事長、ブレークモア法律事務所 *審査委員長)、権藤健一氏(JPBM理事、権藤・黒田・岸野法律事務所)、金子均氏(JPBM会員、辻・本郷税理士法人)の3名。課題は、事業承継・相続対策について最新の手法を駆使した提案を問うものでした(問題文&設問はコチラ)。

全国提案力コンテストの初日は、7月13日(木)。この日に問題文&設問が配布され、10:00~19:30の時間内で提案書を作成していきました。

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翌日、14日(金)が審査会です。作成した提案書をベースに10数分間のプレゼンを行い、その後、審査員からの鋭い質問に回答していきます。限られた時間の中で、どれだけクライアントのそばに立って考えてきたのかを様々な視点からチェックされていきます。今回、熱戦の末、入賞チームは僅差で次の3チームに決定しました。

  1. 金賞:新潟中央会計税理士法人
  2. 銀賞:ミッドランド税理士法人A
  3. 銅賞:コンパッソ税理士法人

(※今回、審査員による講評会は、特別会員研修として8月4日に開催します。)

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懇親会&交流会

JPBM会員専門家、ご来賓の方々、提携企業の皆様、自治体関係者、地域金融機関の皆様に全国よりご参加いただき、交流と親睦を深めていただきました。

※敬称略・順不同

ご来賓祝辞

  • 経済産業省中小企業庁 事業環境部長 吾郷進平
  • 日本税理士会連合会会長   神津 信一

鏡開き/乾杯ご発声

  • 公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会会長 常山正雄
  • 日本政策金融公庫代表常務取締役 岩間邦彦
  • 鶴岡信用金庫 理事長 佐藤祐司
  • 株式会社見果てぬ夢 代表取締役社長 下山二郎

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協賛金拠出企業・会員一覧

※敬称略・順不同

【企業】

一般財団法人 日本立地センター 理事長  鈴木孝男

株式会社FPG 代表取締役社長  谷村尚永

株式会社サンセイランディック  代表取締役  松崎隆司

三井住友海上あいおい生命保険株式会社   取締役社長 丹保人重

ピナクル株式会社 代表取締役社長兼CEO  安田育生

株式会社ストライク 代表取締役社長  荒井邦彦

西武信用金庫 理事長  落合寛司

【会員】

株式会社青木会計  代表取締役  菅原 治

株式会社グロスネット 代表取締役会長 松田紘一郎

今野三雄税理士事務所/株式会社サクシード 代表  今野三雄

税理士法人木村経営ブレーン 代表社員    木村岳二

畠&スターシップ税理士法人  代表社員 畠 嘉伸

PRESS:日刊工業新聞に記事が掲載されました

会場アクセス

◆7月14日(金)◆ 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター

東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ (TEL 03-6206-4855)

”東京都千代田区神田駿河台4-6”

【アクセス】

  • JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 聖橋口から徒歩1分
  • 東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水」駅 B2出口〔直通〕
  • 東京メトロ 丸ノ内線「御茶ノ水」駅 出口1から徒歩4分
  • 都営地下鉄 新宿線「小川町」駅 B3出口から徒歩6分

【各主要駅から「御茶ノ水駅」への所要時間】

  • 東京メトロ 千代田線「大手町」駅から直通2分
  • JR総武線「秋葉原」駅から直通2分
  • JP中央線「東京」駅から直通4分
  • 東京メトロ 千代田線「霞が関」駅から直通7分
  • JR中央線「新宿」駅から直通9分

◆7月15日(土)◆ 中央大学駿河台記念館

東京都千代田区神田駿河台3-11-5 (TEL 03-3292-3111)

”東京都千代田区神田駿河台3-11-5”

【アクセス】

  • JR中央・総武線 御茶ノ水駅下車、徒歩約3分
  • 東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅下車、徒歩約6分
  • 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅下車(B1出口)、徒歩約3分
  • 都営地下鉄新宿線 小川町駅下車(B5出口)、徒歩約5分

プログラム(案内パンフレットはこちら

<お問合せ>

 一般社団法人 日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM)
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-2-1カルフール神田ビル9F
TEL 03-3253-4711 / FAX 03-3526-3051
HP http://www.jpbm.or.jp / MAIL info@jpbm.or.jp
事務局担当 若松・松本・山形