第34回JPBM全国大会

JPBM第34回全国大会・全国統一研修会が成功裡に終了。
「新・適者生存」をテーマに、新たな取り組みへの参画を募る

去る7月18日・19日、第34回JPBM全国統一研修会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターホールにて200名弱のご参加者を得て開催されました。

「新・適者生存」をスローガンに、統一研修会PartⅠ第1部では、特色ある活動を展開する専門家が「事業承継」「再生・再建」「経営管理」の各取組を研修。また、同第2部では、(株)DSCの事業支援の展開および、ベンチャー企業における会員専門家との連携を通じたビジネスモデルへの連携提案(水産業の6次化、サイバーセキュリティ等)が行われ、大きな反響をいただきました。

19日の統一研修会PartⅡでは、医療法人制度を巡る多角的な課題と実務対応を、医政局医療経営支援課担当官も含め5名のシンポジストから具体的発表が行われ、PartⅢでは顧客支援サービスとして、経営管理システムの活用、資金調達、資産運用、新エネルギー等の提案がなされました。
第23回全国提案力コンテストでは、受益権の複層化等を活かした信託活用等のテーマが盛り込まれ、熱のこもった提案プレゼンテーションが展開されました。

※今後随時OSSにアップ致します。また具体的なサービスの提供・研修および取り組みへの参画等、随時ご案内いたします

 

大会テーマ

『新・適者生存』

新しいビジネス環境で存在価値を発揮するために専門家機能の高度化と経営力の磨き込みを!

●地域中小企業にとって、今までの延長線上による事業展開では成長・発展のベクトルを導き出すことが難しくなっています。
●国内マーケットの縮小や経営推進役の担い手不足、またクラウドやビッグデータ、AI等を駆使したプラットフォーマーを筆頭に、今までのビジネスモデルを大きく革新する業種・業態の台頭。それらが中小企業の経営を圧迫する場面と、逆に規制緩和の進行や既得権を壊すチャンスも発生しています。
●先入観を捨て、求められる経営・事業モデルや専門家機能を改めて再点検して、多様な連携に基づく新たな「適者生存」のすがたを検討する必要があります。
●JPBM第34回全国大会では、最新情報を共有しながら、専門家の経営支援、新会社(株)DSC(Dream Seed Connect)を軸に展開する中小企業の事業支援スキームを具体的に提案、新しい事務所経営の羅針盤作りに向け「新たな適者」像を創り上げます!

(本大会は終了いたしました。)

一般社団法人 日本中小企業経営支援専門家協会

<企画>

7月18日(木) 会場 : 御茶ノ水ソラシティホール
◆第23回全国提案力コンテストプレゼンテーション審査会(9:30~11:50)
◆第15回定時社員総会(12:15~13:00)
◆特別講話(13:30~13:50)
◆第34回全国統一研修会PARTⅠ(14:00~17:30)
◆懇親会&交流会(17:40~19:30)

7月19日(金) 会場:中央大学駿河台記念館
◆第34回全国統一研修会PARTⅡ(9:40~12:10)
◆第34回全国統一研修会PARTⅢ(13:00~15:20)

◇第34回全国統一研修会プログラム◇

7月18日(木)

特別講話(13:30~13:50) 
大きく変わる事業環境へいかに対応するか ◆◇東京税理士会認定研修◆◇

講師:東京中小企業投資育成(株) 代表取締役社長 (元経済産業事務次官) 望月晴文

●元経済産業事務次官で東京中小企業投資育成(株)代表取締役社長の望月晴文氏より、「大きく変わる事業環境にどう対応するか」をテーマにお話しいただきました。◎インパクトある出来事の影響は中小・大企業の違いはない◎日本でも海外でも政策によるインパクトが大きい◎自由貿易の正義は格差と移民問題への配慮必要◎リアルがAI、IOTをどう活かすか、など望月氏ならではの柔軟なフォーカスによるお話しが会場を引き付けました。

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PARTⅠ第1部(14:00~15:50)
「新・適者生存」と専門家の役割   ◆◇東京税理士会認定研修◆◇

●経営支援のスタンスから専門特化した会員専門家のノウハウや取り組みを研修。
第1パネリストとして、MACコンサルタンツグループ代表で法学博士・税理士の齋藤孝一氏から、会社法を踏まえた事業承継の落とし穴について詳解。第2パネリストの税理士西野光則氏より、経営管理ツールを活用したこれからの中小企業の経営支援業務の提案、また第3パネリスト技術士の大塚政尚氏から、今後顕在化が予想される中小・中堅企業の再生案件に対応できる次世代型経営人材の育成に向けた取り組みの提案がされました。
いずれも、これからの経営者や専門家にとって重要アイテムとなり、会場参加者も熱心に聞き入っていました。
コーディネーターの税理士の小林一仁氏は、JPBMネットワークとパネリストとの連携の扉を開き、具体的な事業を進めていこうと呼びかけました。

図1事業承継ノウハウの磨き込みを!
<パネリスト>JPBM会員 法学博士・税理士 齋藤孝一
●事業承継や相続の支援コンサルティングに特化し、専門性の高いノウハウで顧客支援を展開されています。新たな事業承継支援制度も踏まえつつ、更に専門家必聴の事業承継に伴う会社法活用の盲点を併せてお話し頂きます。

図2経営人材育成で経営の活性化を!
<パネリスト>JPBM会員 技術士 大塚政尚
●自ら人工雪開発し起業して上場。ビジネスモデルや再生支援等、踏み込んだ事業支援を実践。経営環境の変化に対応できない企業の顕在化が予想される中、(株)DSCとの連携を軸に「次世代型経営人材育成」を展開するNPO事業についてお話いただきます。

図3身の丈に合った経営管理ノウハウを!
<パネリスト>JPBM会員 税理士 西野光則
●突出したIT技術で顧客の経営ニーズに丁寧に対応する経営支援を展開されています。新たな開発による「3か月先行管理システム」を基に、自社の実態を正確に把握できない中小企業経営者に向け、「見える化」のノウハウ・ツールを提案いただきます。

図1<コーディネーター>
JPBM会員 税理士 小林 一仁
■履歴:小林一仁税理士事務所開業、株式会社 小林ビジネスセンター設立、智創税理士法人群馬事務所開設、代表社員

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PARTⅠ第2部(16:00~17:30)   ◆◇東京税理士会認定研修◆◇
専門家が顧問先に提案できる「DSCの事業モデル」の現場から

●「連携して日本中の地域を面白くしよう!」をスローガンに、(株)DSC業務推進室長で司会兼講師の松本太作より、(株)DSCの事業モデルが説明されました。
DCSが進める本業分野の事業支援と、JPBM各会員専門分野の経営支援を融合させて、地域PJ を組成し、「コネクトフォーラム」において具体的事業を展開するモデルを解説。そのPJ予備軍として2人のパネリストの事案が紹介されました。
第1パネリストとして、悟中株式会社代表取締役の広瀬真由加氏より、地域の漁業に付加価値をもたらす「熟成魚」を紹介。水産の6次化産業を確立し、素材の加工から地域販売、市場マーケティング等につなげていきます。
第2パネリストとして、WICKS株式会社代表取締役下山二郎氏より、スマートモビリティ「BOLT」やサイバーセキュリティ「ガブリエル」の紹介、また飛び入りで開発元のVirnetX社CEOのMr.kendall氏よりご挨拶がありました。
会場からも、活発な質問があり、これからの会員との連携の可能性が強く感じられる研修となりました。

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<講師>WICKS株式会社代表取締役 下山二郎
●昨年の研修会でも取り上げた高知県、四国銀行との地域活性化モデルが始動する。DSCの地域事業と連携する高知モデル概要とそこで活躍する世界最先端のキーアイテム、また日本での導入がスタートする米国の公共系や大手企業から医療機関、専門家、中小ビジネスまでサイバーセキュリティツールの事実上の標準とされるVirnetX社「Gabriel」の展開などを紹介します。

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<講師>悟中株式会社代表取締役 廣瀬真由加
● 「食は出逢い、日本のものづくり、伝統文化伝統技術を銀座から世界へ」のコンセプトのもと最新の熟成庫と伝統の職人技の組合せによる「熟成鮨」ビジネスを起業しクラウドファンディングにより2,284万円を調達。直営店ビジネスを銀座から順次開業し、DSCの地域事業とも連携し主要な漁港関連のいわば水産連携と同時に熟成魚の知財化による加工卸の6次化推進のビジネスの展開などを紹介します。

図4
<司会・講師>株式会社DSC 業務推進室長 松本太作
㈱DSCは設立母体であるJPBMの会員事務所関与先企業約6万社に対する事業支援を推進するため、さまざまなビジネスツールやノウハウをもつ事業者とネットワークを構築していきます。「新しい事業支援モデルの開発と提供」を起点として生じる支援機会の拡充と、協力関係を組むことで広がる提案力強化の形を御提案いたします。

 

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懇親会兼交流会(17:40~19:30)

・会員事務所の方々をはじめとした多くのお客様にご参加いただき懇親会が盛大に執り行われ、それぞれの親交を深めました。 本定時社員総会にて新理事長に就任した高田理事長よりビデオにてご挨拶があり、ご来賓の経済産業省中小企業庁長官 前田泰宏氏および、日本税理士会連合会専務理事 瀬上富雄氏によるご祝辞、また経済産業省中小企業庁次長 鎌田 篤氏、株式会社日本政策金融公庫代表取締役専務取締役 吉野恭司氏、独立行政法人中小企業基盤整備機構理事長 豊永厚志氏をはじめとしたご来賓の方々御出席を得て、 公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会会長 永山正人氏による乾杯のご発声をいただきました。(乾杯は今後DSCとの事業連携を予定する「アルカンヴィーニュ」のシードルを使用)懇親会終了時には、退任役員を代表して鈴木前理事長に花束が手渡されました。

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7月19日(金)
PARTⅡ(9:40~12:10)
医療法人制度の現状課題と実務対応◆◇東京税理士会・医業経営コンサルタント協会認定研修◆◇

会場を中央大学駿河台記念館に移して、医業経営部主催による恒例のシンポジウムを開催。
医療機関における働きかた改革や、診療報酬制度、内部監査の導入、事業承継とM&Aの課題・問題等、厚労省医政局の担当官、弁護士、会計士、社労士、専門企業等の各分野より研修しました。

■座長:JPBM医業経営部長 公認会計士・税理士 松田紘一郎

☆医療機関の働き方改革の視点から
・厚生労働省医政局医療勤務環境 改善推進室 室長補佐 西井章浩
・JPBM会員/(株)グロスネット取締役 特定社会保険労務士 原子修司

☆最新課題・問題点の視点から
・JPBM会員 鳥飼総合法律事務所 弁護士・公認会計士 岩崎文昭

☆医療法人のM&Aの視点から
・野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー㈱  クライアントソリューション部部長 櫻井泰彦

☆外部監査・内部統制の視点から
・JPBM会員 清陽監査法人 理事長・公認会計士 斉藤孝

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PARTⅢ(13:00~15:20)
新しい顧客支援のご提案とノウハウ研修   ◆◇東京税理士会認定研修◆◇

午前に引き続き、中大駿河台記念館にて、ノウハウ・ツールや新たな顧客サービスの提案が行われました。

◎JPBM会員税理士の西野光則氏:四半期キャッシュフロー管理を含む5種類の経営管理システムを使った経営管理手法

◎Tranzax(株)代表取締役社長 大塚博之氏:POファイナンス等事業評価による早期調達手法

◎ガイア(株)代表取締役社長 中桐啓貴氏:IFAとして顧客サイドに立つ資産運用支援

◎エナジーバンクジャパン(株)代表取締役社長 境内行仁氏:専門家の信頼を基にした新電力支援

を、それぞれ提案されました。今後、(株)JPBMとの連携事業として会員の収益化を支援します。

図51.四半期CFとモニタリング、資金繰りを連携させた中小企業向けシステムおよび支援実務のご提案(西野光則税理士)

図62.発注書の電子記録債権化による早期資金調達スキーム「POファイナンス®」のご提案(Tranzax(株))

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3.独立系アドバイザーによる本格的ラップサービス「GMA」のご提案(ガイア(株))

logo_ebj4.即時償却を使った太陽光発電設置と新電力を組み合わせた中小企業の新たなエネルギー対策のご提案(一社JP機構)

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☆第23回全国提案力コンテスト(中小企業向け)

会期:令和元年7日17日(水)~7月18日(木)
会場:【制作】中央大学駿河台記念館420号室
【審査会】御茶ノ水ソラシティホール

求められる専門家力を全国の事務所と競い合う!まずはチャレンジしてみてください!
「事業承継や経営支援の課題に実務対応する!全国提案力コンテスト」

(本コンテストは終了しました)

第23回となる今年の「全国提案力コンテスト」。これまで事業承継・相続対策、組織再編、再生・改善計画等、中小企業を取り巻く多様な経営課題への提案力を競い合ってきました。
今回の審査員は、志田康雄氏(JPBM副理事長、ブレークモア法律事務所 *審査委員長)、権藤健一氏(JPBM理事、権藤・黒田・牧野法律事務所)、高橋俊匡氏(JPBM会員、税理士法人渡邊芳樹事務所)の3名。

全国提案力コンテストの初日は、7月17日(水)。この日に問題文&設問が配布され、10:00~20:00の時間内で提案書を作成していきました。

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翌日、18日(木)が審査会です。作成した提案書をベースに10数分間のプレゼンを行い、その後、審査員からの鋭い質問に回答していきます。限られた時間の中で、どれだけクライアントのそばに立って考えてきたのかを様々な視点からチェックされていきます。今回、熱戦の末、入賞チームは次の3チームに決定し、同日の定時社員総会後に入賞チームの発表および表彰式が行われました。

  1. 金賞:コンパッソ税理士法人
  2. 銀賞:中央会計税理士法人
  3. 銅賞:ミッドランド税理士法人B

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令和元年7月17日(水:中大駿河台記念館)
『提案書作成作業』10:00~20:00
*オリエンテーション、事案配布、作成作業
※Microsoft PowerPoint A4使用
*~20:00 提案書提出締切

令和元年7月18日(木:御茶ノ水ソラシティホール)
『審査会(プレゼンテーション大会)』9:30~11:50
各チームプレゼン(各15分程・質疑含む)
『審査会(審査員にて実施)』12:00~12:30
*入賞チーム発表・表彰式
(12:45~定時社員総会終了後)

【参加チーム:募集要項】

定員:10組(申込先着順) ※2~3人1組のペアです
◆申込締切:7月8日(月)
◆参加費:10,800円(2人チーム) 16,200円(3人チーム)
◆集合時間:7月19日(木)9:30(受付)~
◆お申込み:別紙参加申込書に記載しFAX願います。後日参加要項をお送りします。
※プレゼンテーションのみ受講したい方:参加費3,240円(1人/Jシェア講習会参加含む)
★審査会は各事務所代表者1名無料参加いただけます!

 


  協賛金拠出企業・会員一覧

※敬称略・順不同

【企業】

(株)Greenway  大塚政尚

株式会社サンセイランディック  松崎隆司

悟中株式会社 銀座鮨 醇  廣瀬真由加

【会員】

千葉経営企画株式会社  千葉和彦

舟橋会計事務所  舟橋健市

戸井会計事務所  戸井三雄

今野三雄税理士事務所  今野三雄

株式会社グロスネット  松田紘一郎

奧野総合法律事務所・外国法共同事業  奧野善彦

<会場ご紹介>

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御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 聖橋口から徒歩1分
東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水」駅 B2出口〔直通〕
東京メトロ 丸ノ内線「御茶ノ水」駅 出口1から徒歩4分
都営地下鉄 新宿線「小川町」駅 B3出口から徒歩6分

〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4—6御茶ノ水ソラシティ2F
TEL:03-6206-4855

https://solacity.jp/cc/

 

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中央大学駿河台記念館
•JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」徒歩約3分
•東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水駅」(B1出口)徒歩約3分
•東京メトロ 丸の内線「御茶ノ水駅」徒歩約6分
•都営地下鉄 新宿線「小川町駅」(B5出口)徒歩約9分
※ご来校は、公共交通機関をご利用ください。駐車場の利用はできません。

〒101-8324東京都千代田区神田駿河台3-11-5
TEL: 03-3292-3111
http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/

<お問合せ>

 一般社団法人 日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM)
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-2-1カルフール神田ビル9F
TEL 03-3253-4711 / FAX 03-3526-3051
HP http://www.jpbm.or.jp / MAIL info@jpbm.or.jp
事務局担当 若松・松本・山形